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年末ご挨拶

2013年12月17日

2013年も残すところ僅かとなりました。

お客様をはじめ、関係の方々には大変お世話になり

心より御礼申し上げます。
本年、経済界は後に語られるような激変の一年でした。

この激変が好転への始まりか、将又、今まで以上の悪変への一途を辿るのか、為替の変動だけで上下する日本景気だけに全く安心できません。
書店の店頭にも、いろいろな経済学者の書籍が平積みになって両論相まみえて無責任な論評を繰り広げていますが、今の段階では今後どの方向に進んでいくのか私などには全く見当がつきません。
現在、南房総地域の至る所で学校や庁舎などの公共施設の耐震改修工事が行われています。
この耐震改修は、1995年の阪神大震災の被害状況を受け、策定施行された耐震改修促進法によるもので、建物の耐震化を進めることを目的とした法律ですが、2006年に積極的な耐震改修を目的として改訂され、今回2013年二度目の改訂が行われ「地震に対する安全性が明らかでない建築物の 耐震診断の実施の義務付け、耐震改修計画の 認定基準子の緩和等を講ずる」

とされており、耐震改修への優遇処置を行い耐震化への一層の推進を行っています。
公共建築物等不特定多数の人が集まる建物については耐震化率を平成27年までに9割という数値目標が掲げられております。

そのようなわけで、南総地域の公共建築物の耐震改修工事も同時期集中的に発注され、アベノミクスや消費税増税前の駆け込み発注も相まって仕事量が激増し、当地域でも専門業種の人手不足が深刻な問題となっています。

あまりにも急激な仕事量の増加が反転、急縮小につながっていくことは、今までにも経験していることなので、業界内でも戦々恐々としています。

願わくは、このまま来年も為替が安定し、日経平均も右肩上がりに、景気好調を続けていくことに期待してしまいますが、一方、そうは問屋が卸さないだろうと、二十年以上の不景気に浸かってきた、ネガティブマインドを拭いきれずにいるのが実情です。

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