私事ですが、資格団体、建築士会連合会が全国大会を秋田県で開催し、参加してきました。

昨年の６３回大会はコロナ禍でオンライン開催となりましたが、本年はコロナ禍安全対策が施されてのリアル大会となりました。

秋田は、北に世界遺産白神山地、東は奥羽山脈、南は鳥海・出羽山地、西に男鹿半島・日本海と四方を海と山々に囲まれ、豊かな自然に恵まれた地です。

「米の国・秋田」は「酒の宝庫」であり、「食の宝庫」でもあります。

秋田美人を眺めながらの美味しい食事と美酒を堪能してきました。

帰路、宮城県気仙沼に立ち寄り、気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館を見学しました。

２０１１年３月１１日東日本大震災によるその後の大津波と大規模の火災は、死者１，１４３人、行方不明者２１２人という最大級の悲劇を気仙沼市にもたらしました。

遺構・伝承館は将来にわたり震災の記憶と教訓を伝え、警鐘を鳴らし続ける「目に見える証」を目的として造られました。

遺構は被災した気仙沼向洋高等学校がそのままの状態で残されており、被災時、４階の教室床上２５ｃｍまで水没したという恐怖を想起させます。

気仙沼港は現在何もなかった様に穏やかな外見を見せ、豊かな自然を湛えており、実体験者以外には遠い昔の事と忘れてしまいがちですが、実物の遺構は記憶と教訓、伝承の重要性を痛感させてくれます。