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省エネルギー基準について

2016年2月25日

以前、省エネルギー基準が改正されたことはお話ししたように記憶しています。

2013年に省エネ法は改正され、法律の猶予期間中である現在、強制力はありませんでしたが、4年後、2020年東京オリンピックの年には全棟、義務化となります。

今回の改正は、今までの断熱の計算方法とは異なり、その建物が消費する全てのエネルギーを一次エネルギーに換算し消費量を基準値以下にせよというのがお上のお達しで、計算もたいへん複雑なものです。

ここで一次エネルギーというのは石油・石炭や天然ガスなどの、まだ加工されていない資源のようなもので、電気やガソリンなど加工されたものは二次エネルギーと考えればよいでしょう。

この基準に対応するためには建物の断熱性、主に外皮(外壁材・屋根・サッシ)の断熱性能を高めることが第一とされています。

弊社でも開口部に断熱性ペアガラスサッシを採用し、外壁や小屋裏にウレタン断熱材を全面に吹き付ける工法を採用していますが、吹き付け断熱工法を採用されたお客様からは、夏と冬の寒暖の大きい時期の光熱費の減少に驚かれている方も多く、大変喜ばれています。

2020年までには弊社の施工住宅についても全棟断熱工法に変わっていきます。

先日、断熱についてのセミナーがあり出席いたしましたが、お風呂場などで起きるヒートショックによる死亡者のほうが交通事故死亡者より多いと聞かされ、以前そのようなことを聞いたことがあったなーと考えながらも、再度ビックリいたしました。
イギリスでの実験のデータらしいのですが、断熱化されていない浴室を断熱化したグループとそのまま断熱化しないグループに分けその後、20年間のデータをとると断熱化されていないグループの死亡率のほうが40%アップしてしまうという結果が得られたそうです。

「本当か」と思うような実験ですが、非断熱グループの不運をお悔やみするしかありません。
皆様もお風呂に入る前には、ちょっと勿体ないような気もしますが、洗い場に熱いシャワーをかけておくとか、朝起きる前にタイマーで部屋を暖めておくなどヒートショックに十分ご注意ください。

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